卵胞を育て、卵子を成熟させる薬剤をご使用いただき、ついに採卵当日となりました。
このページでは採卵当日の来院からご帰宅までの流れを掲載いたします。

  1. ご来院 指定時間までに必ずチェックイン  (7:30~8:40)
  2. 精液提出
  3. お着換え、入室準備
  4. 処置室入室 (来院指定時間の10分後目安)
  5. 採卵実施
  6. 休憩後結果報告、帰宅後の注意点 (10:00~11:30ころ)
  7. 翌日の受精確認電話について

1. ご来院 チェックイン
指定された時間前には必ずご来院いただき、1階入り口にてチェックイン(一人目側)を行ってください。
各患者様のご来院時間に合わせて薬剤の時間、採卵予定時間を割り当てていますので、
遅刻されてしまいますと他の患者様のご迷惑になります。
場合により当日の採卵が実施できなくなる可能性がありますので、
指定時間には少なくとも院内に着いている様に、時間厳守でのご来院を宜しくお願い致します。
※つくば市内では渋滞が発生しますので、時間には余裕をもってご来院ください。

2. 精液提出
1階受付横の精子受け取りBOXで持参された精液を提出いただきます。
採精室利用の場合は、黄色い椅子におかけいただきお待ちください。スタッフがお部屋へご案内させていただきます。

3. お着換え、入室準備  
チェックイン後、女性は安静室へお進みいただき、採卵にむけて術衣へお着換え、トイレなどを済ませていただきます。
※男性の安静室への入室はお断りしております。

4. 処置室へ入室
ご自身の準備、スタッフの準備がともに整ったら処置室へ移動していきます。
スムースに進む場合、来院指定時間の10分後を目安に入室するイメージです。


5. 採卵実施
処置室へお入りいただきましたら、下記手順で進んでいきます。(合計で約10分で終了し、帰室します。)
①処置台へ臥床
②モニター装着
③ご本人確認  (カップルの氏名をお聞きします。)

局所麻酔の場合
④外陰部、膣内を清潔な生理食塩水で洗浄
⑤局所麻酔を膣内に注射
⑥採卵を実施
⑦止血のためガーゼを留置します。
※ご自分では抜かないでください。

静脈麻酔併用の場合 
④鎮痛剤、鎮静剤を点滴から注入
※少しずつ眠くなっていきますので、下記処置を進めていきます。痛みが強い場合はお声がけ下さい。
※場合により、⑤⑥を先に行う場合があります。
⑤外陰部、膣内を清潔な生理食塩水で洗浄
⑥局所麻酔を膣内に注射 
※鎮静剤の使用量を減らすため、局所麻酔も併用します。
⑦採卵を実施 
⑧止血のためガーゼを留置します。
※ご自分では抜かないでください。
※麻酔後当日は運転をお控えください。

6. 休憩後結果報告
帰室後安静室でお休みいただき、処置後の全身状態を観察します。
局所麻酔であれば約1~2時間、静脈麻酔併用の場合は約2時間ほど経過をみさせていただきます。
ガーゼを抜去させていただき、問題なく歩行ができれば、2階の診察室へ上がっていただきます。

順番にメールで診察室へお呼びします。
診察室にて採卵により獲得できた卵子の数、精子の状況を口頭にて報告させていただきます。
薬剤のお渡しを行い、次回来院日程の指示をさせていただき、終了となります。
採卵当日は、帰宅後に腹腔内出血を起こす危険性がありますので安静に過ごしていただけると幸いです。
※採卵当日帰宅時には卵子の質、成熟度などは分かりませんので、後日受精の有無、分割状況(細胞分裂の進み具合、形態的評価)、凍結結果等を紙面にてご報告させていただきます。 精子の状況も後日紙面にて報告させていただきます。

※ご帰宅が可能になる時間は、10~12時前後です。 (順番、処置後の状況、混雑状況により前後します。)

7. 採卵翌日の受精確認の電話について

採卵翌日、培養士より電話にて受精結果を報告します。
以下の点をご承知おき下さい。

  1.  お電話に出られなくとも、培養結果に影響はありません。
     時間の変更などの個人的ご要望には対応しかねます。
     必要な培養工程は当院の判断で行ってまいりますので、ご心配はしないでください。
     
  2.  受精確認のお電話口にて、診療における質問などはお応えしかねます。 
     培養士からの結果報告を聞くのみとしてください。 
  3.  胚培養における最も重要な結果は、胚移植を行うに値する良好胚を得られたかどうかです。
     その結果は、採卵後1週間後にご来院いただき、紙面で報告をさせていただきます。