ネット上に誤った情報が行き交うことで、患者さん方がそれに惑わされ、
結果回り道をしてしまう現状を鑑みて、
正しい医療情報を知ってほしいという一念で、このブログを開設しました。
自分の事をつらつらと書くのはあまり好きではきではないですが、
記事の信憑性を示すために、これまでの経歴などを記載します。
つくば木場公園クリニック院長
吉岡 伸人
所持資格:産婦人科専門医
生殖医療専門医
内視鏡学会認定医
女性ヘルスケアアドバイザー
研修開始当時、国内の大学病院で最もART治療を盛んに行っていたのが母校(聖マリアンナ医科大学)
であったため、生殖補助医療を中心に学んで参りました。
大学病院勤務の中で、先鋭的で国内だけでなく世界的にも著名な3名の先生方に出会うことができ、
とても充実した経験ができました。 3名の恩師を紹介しつつ、自己紹介としたいと思います。
1人目は婦人科医でありながら、女性不妊だけでなく男性不妊も専門的に診療することで世界的に有名であった
木場公園クリニック 吉田淳先生です。
木場公園クリニックという日本トップの不妊治療を行っている施設で6年間(1回/週勤務)勉強させていただきました。
吉田先生に師事し、一般不妊治療からART治療、そして男性不妊治療までご指導いただいたことで、
自施設でも男性不妊専門外来を開設し、男女ともに不妊治療を行うことの大変さ・偉大さを学ばせていただきました。
2人目は同施設へ准教授として赴任されてきた河村和弘先生です。(現順天堂大学教授、スタンフォード大学特任教授)
世界トップレベルで臨床・研究両方をこなされる先進気鋭の稀有な先生でした。 同先生が開発した、卵胞発育を誘導するIVA(in vitro activation)‐卵巣移植 臨床研究において、腹腔鏡下手術を得意にしていたこともありメイン術者に選んでいただき、最先端の臨床研究に携わらせていただきました。 Times誌のMedical Breakthroughに選定され、海外施設からも招請いただき、日本、中国、ポーランドにおいての国内初のIVA・卵巣移植後の妊娠成功を間近で体験させていただきました。 研究という新たな道を作る大変さ、尊さを学ばせていただきました。
3人目は、母校である聖マリアンナ医科大学の 鈴木直教授です。 元々の専門分野である腫瘍だけでなく、生殖医療にも積極的に躍進され、がん生殖医療の基礎を構築されました。 がん生殖医療研究会の立ち上げから携わらせていただき、多くのシンポジウム、学会の実行委員長として選任いただきました。 小さな研究会から始まり、日本がん・生殖医療学会の創設され、アジア、世界のがん生殖医療のトップランナーである鈴木教授の活躍・ご苦労を間近で見させていただきました。
多くの貴重な臨床・研究経験を母校ではさせていただき、恩師である吉田先生のお声がけから
つくば木場公園クリニック院長を拝命いたしました。
1人でも多くの方の幸せにお力添えできればという気持ちで、医学情報を掲載していきます。
参考にしていただければ幸いです。
経歴
2005年 聖マリアンナ医科大学卒業、同大学病院にて研修
2008年 聖マリアンナ医科大学大学院入学 生殖医療について研修・研究を開始
木場公園クリニック非常勤医師勤務開始(生殖補助医療、男性不妊治療に従事)
2011年 同大学病院内に男性不妊専門外来を設立 (男女の不妊診療に従事)
2012年 医学博士号取得 (卵胞培養について研究 Endocr J. 2011;58(11):941-8)
現順天堂大学 河村和弘教授に師事し、卵巣組織凍結、移植の臨床研究に従事
2013年 日本国内初の卵巣組織凍結・移植成功例の手術者として従事
(Proc Natl Acad Sci U S A. 2013 Oct 22;110(43):17474-9.)
2014年 日本産科婦人科学会 優秀演題賞受賞 (早発卵巣不全についての臨床研究)
2015年 中国、ポーランドにて早発卵巣不全に対するIVA(in vitro activation)後卵巣組織移植術にて
~2016年 同国内初の妊娠成功の手術者として従事
2017年 日本生殖医学会 生殖医療専門医
日本産科婦人科学会内視鏡学会腹腔鏡 技術認定医
関東連合産科婦人科学会 優秀演題賞受賞 (がん生殖医療についての臨床研究)
2018年 横浜総合病院 腹腔鏡センター 医長
加藤レディスクリニック 非常勤医師
2019年 つくば木場公園クリニック 院長就任