必ず指定時間までにはご来院下さい。
2階でチェックインして、診察室に呼ばれるまでお待ちください。
※自費診療周期の場合は、当日採血を行いますので集合が早くなります。
ホルモン採血を実施している場合は結果を報告します。
数値によりホルモン補充の追加、変更を検討します。
移植予定胚は、当日朝に融解します。
融解後数時間の培養経過に問題がなければ胚移植実施が確定となります。
胚移植実施が確定されたら薬剤を受取り、1階におりていただき
一人目不妊側 、受付待合の黄色い椅子にかけてスタッフから声がかかるまでお待ちください。
※1階でのチェックイン機操作などは不要です。
スタッフから声がかかりましたら、準備室にお入りいただき、お着換えなどをしていただきます。
胚移植本番までもう少しです。当施設では、経腹超音波検査補助下に胚移植を行っています。
そのため尿をある程度貯めていただく必要(限界の60-70%程度で十分です)があります。
飲み物をご持参いただき適宜水分補給をして下さい。
※一般的に胚移植は、経腟超音波下に実施する施設が多いと思われます。
当施設は成績向上のため非常に柔らかく、細いカテーテルを使用して胚移植行います。
その場合、経腟超音波下には実施が困難となるため、経腹超音波下に実施しています。
尿の貯まり方や、子宮の位置により経腟超音波下に実施する場合もあります。
採卵と同じ処置室で胚移植を行ってまいります。
胚移植に伴う痛みは多くの場合でほとんどありません。
※麻酔はしませんので、車でご帰宅可能です。
① アシスタントの誘導で処置台に横になっていただきます。
② 胚移植を担当する培養士が挨拶をさせていただきます。
ご本人確認を行います。 聞かれましたら氏名を大きな声でおっしゃって下さい。
③ 経腟超音波検査を行い、カテーテルの挿入方向などを確認します。
④ 診察器具を挿入し、腟内を清潔な温生理食塩水で洗浄します。
採卵時と違い洗浄量も少なく、麻酔もしませんので痛みはあまりないと思います。
⑤ 試験的に子宮内にカテーテルを挿入していきます。
痛みは挿入が難しい人以外は強くはありません。
~ これで胚移植の直前準備が終了になります ~
① 処置室内の顕微鏡用モニターで一緒に胚の確認をしていただきます。
まずは胚の入った容器の氏名を読み上げますので、間違いがなければお返事を下さい。(下図 左)
② 上記容器内の胚を確認いただきます。 (下図 中央)
③ 胚移植に用いるカテーテルに胚を吸っていきます。 (下図 右)
④ 胚を充填したカテーテルが運ばれてきますので、超音波ガイド下に子宮内に挿入していきます。
医師が良好な位置で子宮内に胚移植を実施していきます。
⑤ 胚移植実施後にカテーテルチェックを行います。
培養士が使用したカテーテルに胚が残っていないことを顕微鏡にて確認し、
胚移植を完了とします。(30秒前後)
※カテーテルチェックの意義
カテーテル内部の構成は下図のようになっています。
培養液と胚のエリアの前後に、空気を少量ずつ吸っています。超音波にて空気は白く光って見えるため、空気の前後2層を目印として子宮内に培養液(胚が含まれる)を注入したことを確認します。胚自体は超音波では見えないため、注入が終わったカテーテルを顕微鏡で観察し、胚がカテーテルの側面などにくっついていないかを確認します。
約1%の確率で、胚のカテーテル内残存が起こりますので、
その場合は、再度上記胚移植実施の工程を行っていきます。
培養液内での残存ですので、工程を繰り返しても妊娠率は下がりませんのでご心配はしないでください。
※ご帰宅が可能になる時間は13時前後です。 (順番、混雑状況により前後します。)